上越市出身旧海軍戦闘機エースパイロット杉田庄一の生誕百年記念行事 6月30日開催

太平洋戦争末期の旧日本海軍の戦闘機「紫電改」などに搭乗したエースパイロットで、20歳で戦死した新潟県上越市浦川原区出身の杉田庄一(1924〜1945)の生誕100年に合わせた記念行事が、2024年6月30日、同市土橋の上越市市民プラザで開かれる。主催の「杉田庄一の実績を伝承する会」(杉田欣一会長)は「上越市出身の杉田について知ってもらい、戦後80年を前に戦争や平和について考えるきっかけにしてほしい」と参加を呼び掛けている。

杉田庄一(空戦で被弾したやけどの跡が残る)

旧安塚村(現上越市浦川原区小蒲生田)生まれの杉田は、米軍戦闘機に撃墜され戦死した山本五十六連合艦隊司令長官搭乗機の護衛機を務めるなど優秀な搭乗員で、戦争末期には「零戦」に代わる最新鋭戦闘機紫電改に搭乗。1945年4月15日、鹿児島県鹿屋基地で敵機来襲を受けた離陸直後に被弾し戦死した。公式撃墜数は個人撃墜70機、協同撃墜40機を数え、「空中戦の神様」と呼ばれた。戦闘機搭乗員としての優秀さに加え、部下に慕われた人柄から映画や漫画などのモデルにもなっている。

生誕100年記念事業の一つとして、会の顧問で元上越教育大教授の石野正彦さん(69)が執筆する杉田の生涯をまとめた書籍「杉田庄一の太平洋戦争」の出版支援を呼び掛けるクラウドファンディングは、スタートから約1か月で目標金額の150万円を達成。石野さんは「全国に杉田に関心を持っている人が大勢いることに驚いた。杉田についてまとめた書籍はなく、出版の意義も理解してもらえた」と話す。上越市出身者からの寄付も多いという。クラウドファンディングは6月14日時点で約170万円を集めており、16日まで受け付けている。

杉田の海軍入隊時の記念写真を手にする石野さん

6月30日の記念行事は、午後1時30分から記念式典、午後2時20分からは石野さんが「杉田庄一の太平洋戦争」と題して講演する。別会場では杉田に関連する写真パネルや資料、搭乗した戦闘機の模型約20点などを展示する。時間は午前10時から午後5時まで。会場では秋に出版予定の書籍の先行予約も受け付ける。

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