砂を搬入し西側に海水浴場開設へ 海岸浸食で砂浜流出の上越市鵜の浜海岸

海岸浸食で砂浜が流出した新潟県上越市大潟区の鵜の浜海岸について上越市は、今夏の海水浴場は海岸に砂を搬入して敷きならし、遊泳エリアを西側(直江津側)にずらして開設することを決めた。2024年5月下旬から砂を搬入し、7月13日の海開きに間に合わせる。

海岸浸食で砂浜が大きく削り取られた鵜の浜海岸(2024年5月2日撮影)

同海岸は昨年10月頃から海岸浸食が加速し波打ち際が徐々に後退していたが、今年1月末の波浪で一気に砂が削り取られ、毎年夏に海水浴場を開設していた長さ約120mのうち約50mにわたって砂浜が大きく消失した。

鵜の浜海水浴場を担当する同市柿崎区総合事務所が、地元の関係団体と対応策を協議。今夏の海水浴場はこれまでより20mほど西側(直江津側)に位置をずらし、人魚像があった台座付近から西に約100mのエリアで開設する。台座の西側部分も砂が流出し緩傾斜護岸が露出していることから、10tトラック400台分に当たる約2000立方mの砂を入れ、砂浜の面積を確保する。県が行う柿崎区内の橋梁架け替え工事で発生した砂を利用する。

人魚像の台座(中央奥)から手前に砂を搬入して敷きならし海水浴場を開設する(同)

5月下旬から砂を搬入し、6月20日頃から敷きならし作業を行う。また誘導看板や立ち入り防止ロープの設置などの安全対策も講じる。海水浴場の開設期間は7月13日から8月18日まで。

波打ち際が迫り、昨年12月に一時撤去した同海岸のシンボルの人魚像は、海開きまでに海岸付近に仮設置できるよう、場所について地元の関係団体と協議中という。

海開きまでに仮設置される一時撤去中の人魚像(上越市提供、2020年8月撮影)

柿崎区総合事務所の担当者は「地元や関係者の協力で開設できる形になり安堵(あんど)している。引き続き海岸の様子を見ながら、安全な海水浴場となるよう努めたい」と話した。

西側(直江津側)は砂浜が残っている(2024年5月2日撮影)

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