地産地消施設「あるるんの杜」のレストランで500円の朝食スタート

JAえちご上越が運営する地産地消複合直売施設「あるるんの杜」(新潟県上越市大道福田)が今月から、朝食営業を開始した。上越教育大学の学生や教授と共同開発した和と洋の2種類の朝食プレートを、それぞれ500円で味わえる。

あるるんの杜

同施設は、今年7月にオープン。レストランでは昼食と夕食の提供を行ってきたが、今月から朝食の提供も開始した。

朝食のメニューは、同JA職員、上教大「食育サークルheart」のメンバー、同大学院の野口孝則教授(43)が考案。朝食を食べない若者が増えており、食生活の乱れが懸念されていることから、旬の地場産野菜を中心とした健康的なメニューを開発した。

和食プレートには、サツマイモとタマネギの味噌汁や、トウガンとツナの煮物といったメニューを用意。洋食プレートには、ジャガイモとキャベツのポトフ風スープや、焼きブロッコリーとミニトマトのチーズグリルが並ぶ。和食プレートの米飯や洋食プレートの米粉パンは、地元産の米を使用している。「選べる卵」は温泉卵やゆで卵などがあり、目玉焼きを注文する場合はその場で調理してもらえる。好きな調理法を選ぶことで、朝食の時間を楽しく過ごしてもらおうという狙いがある。

一食500円。料理は旬の食材の使用を原則としており、季節によってメニューが変わる。

野口教授は「バランスの良い朝食が完成した。多くの人に、楽しく健康的に朝食を摂ってもらえたら」と話している。

朝食営業時間は午前8時30分から同10時まで。同9時30分に受け付け終了。平日のみで水曜定休。和食と洋食それぞれ20食限定。問い合わせはあるるんの杜025-520-5515。

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