幻の深海生物 生きたユウレイイカ 上越市立水族博物館で展示

追記: 上越市立水族博物館によると、このユウレイイカは2015年5月31日朝に死んだ。


上越市立水族博物館(新潟県上越市)は2015年5月30日、珍しい深海生物「ユウレイイカ」の生体展示を始めた。前日29日に糸魚川市の浦本漁港で水揚げされたもので、生きたユウレイイカの展示は極めて珍しいという。

上越市立水族博物館の水槽でゆらゆら泳ぐユウレイイカ
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ユウレイイカは、水深200〜600mの深海にいるイカで、白くほっそりとしたシルエットでゆらゆら漂う姿から名付けられた。生息域はインドネシア近海から相模湾以南の太平洋で、日本海側で捕獲されることは珍しいとされる。また、生きたまま捕獲されることはまれで、詳しい生態はほとんど分かっていないという。  

29日に糸魚川市で水揚げされ、30日朝から同館で展示しているが、弱っているため、生きたままの姿は長くは見られそうにない。

同館では「生きた姿が確認されることは大変珍しく、せび多くの方に見に来ていただきたい」としている。

ユウレイイカを捕らえたときの様子(上越漁協、2015年5月29日)

浦本漁港の海清丸です。ただいま操業中ですが、珍しいイカが捕れました。無色透明で1.5メートル超の細長い触腕が2本(1本は切れました)。噂に聞く「ユウレイイカ」なのかな?

Posted by 上越漁業協同組合 on 2015年5月28日

上越市立水族博物館での展示(2015年5月30日)