元日本代表が直接指導! アパ上越妙高のサッカー教室に120人

新潟県妙高市桶海のアパリゾート上越妙高第1グラウンドで2017年7月17日、「こどもふれあいサッカークリニック」が開かれた。サッカー元日本代表の金田喜稔さん(59)や鈴木隆行さん(41)など、プロ経験のある4人がコーチを務め、上越地域などのサッカークラブに通う小学生約120人に指導を行った。

子供たちを指導する金田さん
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アパホテルが毎年、元プロサッカー選手を招待して実施している。9回目を迎えた今年は、日本代表として国際Aマッチ58試合に出場した金田さん、2002年の日韓ワールドカップで得点を挙げた鈴木さんをはじめ、ブラジル1部リーグでプレーした檜垣裕志さん(46)、なでしこリーグで活躍した関根麻里さん(33)がコーチを務めた。多くの子供たちが集まり、東京都や愛知県などからの参加もあった。

この日のサッカー教室のテーマは「考えながらプレーする」こと。金田さんは練習開始前に「恥ずかしがらずに、勇気を持ってチャレンジしよう」と子供たちに呼び掛けた。

ドリブルの練習では、鈴木さんが子供たちの前で手本を披露。鈴木さんは「周りを見ながら、相手がどこにいるかを確認し、足下のどの辺りにボールを置けば奪われにくいかを考えてドリブルしてみよう」などと話し、考えながらのプレーを要求していた。子供たちはさっそく実践し、密集の中で空いている場所を探しながら、ドリブルの練習を繰り返した。

自慢のシュートを披露する鈴木さん
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シュート練習では、鈴木さんが「ゴールとゴールキーパーの位置を確認して、どこにシュートを打てば入りやすいかを考えよう」と指導。ゴールポスト際へと強烈なシュートを放つと、子供たちから歓声が沸き起こった。

最後には、子供たちが元プロチームに挑戦する形でミニゲームを実施。金田さんや鈴木さんらは高い技術を披露しながら、子供たちと一緒に汗を流した。

元プロチームと小学生のミニゲーム
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元プロチームを相手に得点を挙げた小学5年生男子(10)は「ゴールキーパーの位置を見てシュートした。(直前の)シュート練習で教わったことができてうれしい」と喜びを語った。金田さんは「プロや日本代表になれる才能を持っている子供もいるはず。まずは考えてプレーすることができるようになってほしい」と話していた。