【TJ調査隊】人通りがない郊外に「お菓子専用の自動販売機」発見

TJ調査隊さま。上越市上中田の人通りがない所に、お菓子が買える珍しい自販機を発見しました。自販機には大きく「ブルボン」と書かれていますが、ブルボンのお菓子は「チョコあ~んぱん」と「味ごのみ」だけでした。いろいろなお菓子が買えて便利そうです。(上越市のキムキムさん)

15種類のお菓子が買える自販機
自販機1

15種類の菓子やつまみが買える

確かにお菓子の自販機は、室内はともかく、上越市内の路上では見たことがない。さっそくTJ調査隊が設置場所を確かめに出動した。遠くからでも目立つ黄色の自販機には「FOOD & SNACK」と書かれ、15種類の菓子、おつまみなどを買うことができる。いずれも食べきりサイズで80円~210円の手頃な価格だ。

県内企業である亀田製菓の「ハッピーターン」「柿の種」や、ブルボンの「チョコあ~んぱん」「味ごのみ」のほか、ナビスコ、ヤマザキビスケット、大塚製薬、ロッテ、グリコ、カルビーなど、誰もが知っている菓子が並ぶ。確かに、口寂しいときに手軽に買えるので便利かもしれない。

なぜ人通りのない場所に設置?

なぜ、人通りがほとんどない場所に設置してあるのだろうか。

自販機を設置している上越市上中田の建設業「有限会社丸重」に聞いてみた。栗原哲男社長は、「人間は食べるものを食べないと、元気も力も出ない。栄養補給として社員から手軽に食べてもらうと同時に、地域の人にも利用してほしい」と2017年の夏に自販機を購入し、道路に面した会社敷地内に設置したと話す。珍しさもあって、休みの日には近くの小・中学生が自転車に乗って買いに来るほどだという。

チョコ菓子もあるので、夏は冷却用の電気代が多少かかるが、ドリンクの自販機より維持費は安い。「でも、お菓子は賞味期限が短いので、採算は厳しい」と話している。

ブルボンのロゴ入りの黄色い自販機。隣には飲料の自販機もある
自販機2

メーカーを問わずに販売可能

自販機の横面に「PASCO」と「ブルボン」のメーカー名が入っている。自販機を扱う「ティー・ヴィ・フーズ」(本社・名古屋市)に問い合わせると、「こんなお菓子が買えるという表示であり、専用の自販機ではない。大きさの制限はあるが、メーカーを問わずに販売できる」と話している。

自販機の設置場所