169人の再就職など支援 みながわ製菓の事業停止で緊急雇用対策連絡会議

新潟県上越市中田原の米菓製造業「株式会社みながわ製菓」が8月末に事業を停止し従業員全員を解雇したことを受けて、ハローワーク上越(金井昭平所長)は2016年9月20日、関係機関が連携して離職者の再就職支援などに取り組む緊急雇用対策連絡会議を設置し、初会合を開いた。今後、離職者を対象にした就職面接会などを開催する。

みながわ製菓は上越地方唯一の米菓総合メーカーで、8月31日に事業を停止し、同日付けで従業員を解雇した。子会社の米菓直売店「囲炉裏庵」も同時に閉店している。同ハローワークによると、事業停止による離職者数は上越市、妙高市を中心とした169人で、このうち123人が45歳以上。9月14日現在で152人が求職申込をしている。

連絡会議は同ハローワークが呼び掛け、県や上越市、妙高市、商工会議所など9機関が参加し、再就職などの支援について情報交換した。同ハローワークで開かれた初会合で金井所長は「再就職支援を中心に、子育て、生活相談までワンストップでできるようにしたい」と協力を呼び掛けた=写真=

20160920緊急雇用対策会議

今後10月13日に同市藤野新田の上越観光物産センターを会場に就職面接会を開くほか、求人開拓や求人情報の提供、職業訓練の受講斡旋など再就職に向けた支援を実施する予定。

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