「わたしはプロの盗撮カメラマン」 上越市職員を恐喝未遂容疑で逮捕

上越警察署は2015年9月30日午後4時46分、新潟県上越市吉川区梶の上越市職員の男(42)を恐喝未遂の疑いで通常逮捕した。 上越市によると男は、同市ガス水道局浄水課主任。上越警察署の発表によると、男は今年8月上旬頃から9月上旬頃までの間、3回にわたり、同じ職場にいたことのある30歳代の女性に「私はプロの盗撮カメラマンです」「アンタの不倫写真あるよ」「密告が分かりしだい、モザイク無しでネットに流す」「指定した金さえ払ってくれれば約束は守る」などと記載した手紙を女性の自宅に郵送して脅迫した疑い。女性が警察に届け出たことから、未遂に終わった。同署によると、男は「金がほしくてやった」などと供述しているという。

上越市職員不祥事続く 3か月間で3人目

上越市役所

同市ではここ3か月、職員の不祥事が相次いでいる。教育委員会教育総務課の男性主任(37)が6月に酒気帯び運転で自損事故を起こし7月に停職5か月の処分を受けている。これを受け綱紀保持徹底の取り組みをしていたさなかの8月5日、インターネット上の匿名掲示板に爆破予告を書き込んだとして清里区総合事務所の男性主事(30)が脅迫容疑で逮捕され、8月28日に懲戒免職の処分を受けている。 村山秀幸市長は「職員による不祥事が重なり、組織をあげて根絶に向けた取組を進めていた中にあって、再びこうした事件が起きたことを厳粛に受け止め、市民の皆さんの信頼回復に向け、改めて全職員に対し、法令順守、綱紀保持の徹底を強く指示するとともに、組織全体、職員一人ひとりの課題として再発防止の取組を全力で進めてまいります」とのコメントを発表した。

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