桜、謙信、妙高山など 「上越」ご当地ナンバー図柄デザイン決定

新潟県上越市、妙高市、糸魚川市の3市と県などでつくる上越地域ご当地ナンバー導入検討委員会(会長・梅野正信上越教育大副学長)は2018年12月13日、自動車のご当地ナンバープレート「上越ナンバー」の図柄デザインを決めた。人気投票で最多得票だった桜と上杉謙信像、妙高山、まが玉、日本海などが描かれた図柄が選ばれた。年内に3市連名で国土交通省に提案し、2020年度の導入を目指す。

国に提案される「上越」ナンバーの図柄デザイン ご当地ナンバー決定2

人気投票は、一般公募で集まった249点の中から選ばれた5作品を候補に、2018年11月1日〜20日までの間に3市に居住、勤務、通学している人などを対象にはがきとインターネットで実施した。投票数は2693人(有効投票のみ)で、採用された図柄には最も多い1003票が寄せられた。

図柄の考案者は糸魚川市在住の40代男性で、上越市の桜と上杉謙信像、妙高市の妙高山、糸魚川市のヒスイのまが玉、上越と糸魚川2市に共通する日本海と海岸が鮮やかに描かれている。

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検討委員会の梅野会長は「上越、妙高、糸魚川を象徴するものがしっかりと描かれている。海も山も歴史も自然もある3市の特徴をよく捉えていて、3市を一体的にピーアールできるデザインであることから、全会一致で決定した」と選考経緯を説明した。副会長の長谷川雅美県立看護大学副学長は「上越ナンバーで県外に出た時にイメージするのは『謙信公』『美しい日本海』『雄大な妙高山』。三位一体でこの地域をアピールできる」と述べた。

図柄デザインを発表する検討委員会の梅野会長(前列左)と長谷川副会長(同右) ご当地ナンバー決定

デザインは国土交通省に提案後、ドライバーが確認しやすいように色や配置に若干の微調整が行われる場合もある。

なお、図柄デザインの募集には上越地域の児童・生徒96人から97作品が寄せられたことから、特別賞として応募者全員に図書カードを贈るという。採用された最優秀賞などの表彰式は1月中旬に行われる予定。

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