関川河口導流堤の立ち入り禁止表示強化 釣り人侵入で死亡事故も

国土交通省高田河川国道事務所はこのほど、新潟県上越市の関川河口部の堤防(導流堤)に立ち入り禁止の看板などを増設した。これまでも釣り人が不法に侵入して高潮などで海に転落して死亡する事故が起きていることから、夏のレジャーシーズンに合わせてあらためて注意を呼び掛けている。

導流堤は、洪水などの際に川の水が海へスムーズに流れるように設けられた海に突き出た堤防。河川管理者以外の立ち入りが禁じられているが、柵を乗り越えて入る釣り人が後を絶たない。昨年6月にも関川河口の導流堤で釣りをしていた男性が海に転落して死亡する事故が起きている。

関川を管理する同事務所では、関川左岸の導流堤入り口=写真=など4か所に立ち入り禁止看板を設置した。また海上の導流堤にも立ち入り禁止と大きく表示し注意喚起を強化した。

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同事務所では「河川管理のための施設で、危険なので絶対に立ち入らないでほしい」と呼び掛けている。

なお、直江津港内は防波堤を含め、埠頭なども立ち入り禁止となっている。

現場の地図(グーグル・マップ)
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