厚生産業会館 基本設計は来年度にずれ込む

新潟県の上越市議会建設企業常任委員会が2012年12月21日開かれ、市が仮称・厚生産業会館の基本構想案について「不適当」と答申した高田区地域協議会とのやり取りの経緯について説明した。議員からは、建設推進派、慎重派を問わず、高田区地域協にさらに説明を続けるよう求める意見が大勢を占めた。また年度内に予定していた基本設計は来年度にずれ込む見通しとなった。

厚生産業会館を高田公園内に設置するという基本構想案についての市長からの諮問に高田区地域協は今年10月、「不適切」とする答申をした。これに対して市が理由を集約するよう求めたため、高田区地域協は11月に再度文書で回答。市が高田区地域協の回答に文書で考え方を示し、17日には小林総明都市整備部長らが高田区地域協に出席して説明した。

建設企業委員会では、本城文夫議員(市民ク)が「見切り発車はいけない。市は地域協の答申の重さを受け止め、地域協と合意を得る努力を続けるべき」と求めたほか、複数の議員がさらに説明を続けるべきと発言。また、佐藤敏議員(新政)は「私は推進派だが、丁寧な説明をこれからも重ねることを要望する」と市に求めた。さらに「地域協の声を取り入れないなら、せっかく作った地域協議会の意味がなくなる」(永島義雄議員)といった地域協議会制度の今後のあり方を懸念する声も複数出た。

仮称・厚生産業会館について論議した上越市議会建設企業委員会
上越市議会建設企業委員会

市は20日から来年1月25日までの日程で、パブリックコメントを実施している。小林都市整備部長は再度の説明について「パブリック・コメントの結果を受けて検討し、判断したい」と答えた。また年度内に予定していたより具体的な基本設計については「高田区地域協とのやり取りに時間がかかり、スケジュール的に難しくなった」と来年度にずれ込む見通しを明らかにした。

↓上越市のパブリックコメントのページ
http://www.city.joetsu.niigata.jp/soshiki/koho/pub.html

↓仮称・厚生産業会館についてのこれまでの記事まとめ
https://www.joetsutj.com/articles/51955792