上越市の名立漁港にアザラシが出没

新潟県上越市の名立漁港に2016年10月17日、アザラシが現れた。遊漁船の船長が港の中で泳ぐ姿を撮影した。

10月17日午後4時45分頃、遊漁船「海遊丸」の船長藤井忠和さん(56)が港で船を修理していたところ、突然現れたという。藤井さんは「ふと海を見たらこっちを向いていた。20年以上上越で遊漁船をやっているが、アザラシに出会ったのは初めて」と話している。

アザラシは日本ではオホーツク海を中心に、日本海や太平洋の北部などに分布し、冬から春にかけて流氷とともに回遊する。上越市立水族博物館によると、冬から春に海流で流されたアザラシが上越地域の海岸に漂着した例はあるが、秋に目撃されたケースはこれまでにないという。