上越市清里区の「星のふるさと館」が4Kデジタル投影機導入 29、30日は無料

新潟県上越市清里区青柳の「星のふるさと館」の投影機がこのほどデジタル式にリニューアルされた。2017年7月29日(土)と30日(日)の両日、同館で「プラネタリウムデジタル化記念イベント」が開かれる。デジタル式投影機によるプラネタリウム上映や天文工作、夜間観望会などを予定している。両日とも午前10時からで入館無料。

デジタル化映像で映し出された星空
星のふるさと館プラネタリウム1

同館は1993年の開館以来24年間、光学式プラネタリウム投影機を使用してきたが、老朽化やデジタル式が主流になってきたことなどを理由に、25日からデジタル式投影機「ステラドーム・プロ」へ切り替えた。4K対応のデジタル投影による美しい星空はもちろん、まるで宇宙空間を漂っているような感覚に導いてくれる。

同機の最大の特徴は、映像の場所や時間、視点などを自由に選ぶことができ、国内外の天文現象のショミレーションが可能になったこと。国内では見ることができなかった皆既日食などを、その場にいるような感覚で見ることができる。

52席あるプラネタリウムルーム
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上越地域でのデジタル投影機は同館が初めてで、鈴木恒夫館長は「デジタル化したことで色々な映像を映せるようにようになった。『表現力の違い』をぜひ見てもらいたい。その場に行かなくても天文現象を見れることは、良い体験になると思う」と話していた。

4Kデジタルプラネタリウム体験上映は両日とも午前10時30分から午後8時30分まで。星空投影やシミュレーション映像を流す。このほか、イベントでは星座早見盤・早見缶の天文工作や、地元の園児・小中学生による演奏会、天気が良ければ昼間・夜間の観望会などを予定している。

また、8月31日まで日本星景写真協会写真展「星の風景」も行われており、写真家40人による59枚の幻想的な星景写真が展示されている。同館025-528-7227

星のふるさと館(上越市清里区青柳)