高田城址公園の桜満開宣言 今年は「本当の花見」 露店なしでもにぎわう

第95回高田城址公園観桜会が開かれている新潟県上越市の高田城址公園の桜が2020年4月3日、満開となった。観桜会を主催する上越観光コンベンション協会が同日朝発表した。

満開となった高田城址公園の桜
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同公園のソメイヨシノは高田での観測史上最も早い3月27日に開花。満開は昨年より5日早い。

この日は朝から晴れて、平日にもかかわらず午前中から、多くの人が繰り出した。桜がトンネル状になっている「さくらロード」などでは家族連れらがスマートフォンなどで写真を撮っていた=写真=

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「日本三大夜桜」として知られ、例年約300の露店が立ち並び100万人を超える花見客が訪れる同市最大の観光イベント。今年は新型コロナウイルスの影響で主催者から自粛が要請されていることから、例年のようにシートを広げての宴会などを楽しむ花見客の姿は見られず、来場者は思い思いに公園内を散策して花を楽しんでいた。

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同市東城町1の70代女性は「満開と聞いて来た。例年は露店やステージなどでにぎやかだが、今年は本当の花見。これはこれでいい」と話していた。

高田城址公園観桜会の会期は4月15日まで。新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、多くの人が密集する状況を避けるため、パレードやステージなどの各種イベントのほか露店や物産展の出店を中止している。

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高田城址公園観桜会会場