上越三和道路 年度内開通予定の3km区間で見学会 ドローンで記念撮影も

国道253号「上越三和道路」のウォーキング見学会が2018年11月25日、本年度中に開通予定の新潟県上越市の鶴町IC(仮称)から寺IC間の3km区間で行われた。事前に申し込んだ256人が、晩秋の景色も堪能しながらゆっくりと歩いた。

アーチをくぐり、工事中の上越三和道路を歩く参加者たち
20181125ウオーキング見学会

上越三和道路は、同市寺〜同市三和区本郷に至る延長7kmの道路。同市と南魚沼市を結ぶ延長約60kmの「上越魚沼地域振興快速道路」の一部を構成する。開通後は、「広域的な地域の連携強化・活性化」「日常生活30分圏域の拡大」などが期待される。

本年度開通予定の上越魚沼地域振興快速道路「上越三和道路」寺IC-鶴町IC間(高田河川国道事務所提供・9月6日撮影)
上越三和道路1

この日のウォーキング見学会は、上越三和道路工事連絡協議会と国土交通省高田河川国道事務所が主催。本年度中に開通予定の寺ICから鶴町IC間の3kmを歩きながら、工事が進む現場を見学してもらおうと企画した。開通前の道路を歩くことができる機会とあって関心が高く、当初、申込順に定員100人で募集したところ、応募が殺到。最大限まで申込みを受け付けた。

鶴町ICに集まった参加者たちは、小型無人機・ドローンで撮影する記念写真に収まった後、同ICからゆっくりと歩き始めた。この日は青空が広がり、高架の道路からは、雪化粧した火打山などもはっきりと望むことができた。参加者たちは途中、立ち止まって写真を撮ったり、高所作業車や除雪車などを見学したりして楽しんでいた。

ドローンで記念撮影(国交省高田河川国道事務所提供)
DJI_00071

家族3世代6人で参加した、同市国府2の男性(36)は「天気も良い中歩くことができたので気持ち良く、いい体験ができた。高所作業車に乗ることもでき、子供も楽しんでいた」と話していた。

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